【会社に副業がバレる理由とバレないための対策】理学療法士、作業療法士、言語聴覚士へ現役リハ職が解説

副業を始めたいけれど、『会社に秘密にしておきたい』、『バレるのが心配』という方は多いですよね。

私の職場では副業は認められていますが、私自身も副業が会社にバレると管理職という立場上気まずいので秘密にしています。

実際に副業が会社にバレてしまう理由は、住民税や社会保険、SNSなどが関係しています

そこで本記事では、副業が会社にバレる理由と、それを回避するための方法について詳しく解説します。

この時期を読めば、これから副業を始める方も副業が会社にバレずにスタートできます。

この記事でわかること

・会社に副業がバレる理由
・会社に副業がバレないようにする方法

是非最後まで読んでみてください。

会社に副業がバレる理由

会社に副業がバレる理由は以下の通りです。

会社に副業がバレる理由

・住民税が増減する
・社会保障の手続き
・同僚や上司に知られる
・副業が目立つ

詳しく解説していきます。

住民税が増減する

住民税は前年の総収入をもとに納税額を算出しているため、副業収入があると、その分住民税額は高くなります。

会社員の場合、原則として勤務先が住民税を給与から天引きします（特別徴収）。

副業収入が増えると住民税が上がり、会社に通知されるため、会社の経理が副業に気づくことがあります。

また、副業を事業所得にしていて赤字を給与所得と損益通算する場合、所得が減るため還付金が発生します。

その場合も、所得が減るので住民税も減ってしまい、会社に気づかれてしまう場合があります。

社会保険の手続き

副業をしていると社会保険の加入状況が変わることがあります。

個人で行う場合は社会保険料が増えることはありませんが、パートやアルバイト、複数の会社で働くダブルワークなどの場合、要件を満たしてしまうと本業に加え副業でも社会保険に加入する必要があります。

社会保険は、会社員であれば健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険の5つに加入しています。

特に健康保険・介護保険・厚生年金保険は以下の①または②の条件を満たせばパートやアルバイトでも加入義務となります。

①1週間の所定労働時間および1ヶ月の所定労働日数が、一般社員の3/4以上であること

②以下の5要件を全て満たすこと
　・週の所定労働時間が20時間以上
　・1年以上継続して雇用される見込みがある
　・月額賃金が88,000円(年収106万円)以上
　・学生でない
　・従業員（被保険者）数が500人を超える企業に勤めている

社会保険に２重で加入する場合、本業の会社に「健康保険・厚生年金保険資格取得確認、二以上事業所勤務被保険者決定及び標準報酬決定通知書」という通知書が送られてくるため副業がバレます。

同僚や上司に知られる

SNSを使って発信したり副業をすると、そのアカウントが会社の人の目にとまり、噂が広がって副業がバレてしまうケースがあります。

また、副業のことを親しい同僚にうっかり話してしまうと、そこから副業情報が漏れてしまうこともあります。

副業の内容が目立つ

副業が大成功してメディアで取り上げられたり、SNSで広まったりすると、会社の関係者に知られてしまうリスクが高まります。

本業と同じ分野の副業は特に関係者の目につきやすいので注意が必要です。

会社に副業がバレないようにする方法

会社に副業がバレないようにする方法は以下の通りです。

会社に副業がバレないようにする方法

・住民税の支払い方法を普通徴収にする
・社会保険の要件に注意する
・SNSのプライバシー設定に注意する
・副業の内容に気をつける
・同僚や上司に話さない

詳しく解説していきます。

住民税の支払い方法を普通徴収にする

住民税の支払い方法を「普通徴収」にすることで、自分で税金を納めることができ、会社には通知されません。

具体的には、副業の確定申告を行う際に申告書の「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」という欄で「自分で納付」に「◯」をつけます。

これで副業所得分の住民税は普通徴収となり、勤務先が給与から天引きする住民税が増えることはありません。

副業分の住民税は、自宅に納付書が郵送されてくるので自身で納めます。

ただし、パートやアルバイトの場合は普通徴収を選択することができず、主となる勤務先で住民税を納めることになるためバレるリスクは高いです。

社会保険の要件に注意する

アルバイトやパート、複数の会社で働くダブルワークなどの場合は社会保険の加入条件を満たしてしまうと会社に副業がバレてしまいます。

そのため、要件を満たさない範囲で働くことで社会保険に2重で加入する必要がなくなり、副業が会社にバレるリスクを減らせます。

または、パートやアルバイトではなく個人事業やフリーランスで副業をすることで、会社にバレにくくなります。

SNSのプライバシー設定に注意する

SNSで副業を宣伝する際は、匿名アカウントを使用するなどして、会社の関係者に見つからないようにします。

または、SNSのプライバシー設定を見直し、副業の情報が限定された人にしか見えないようにすることが大切です。

副業の内容に気をつける

会社の目に触れにくい副業の内容を選びます。

例えば、オンラインでの仕事や、会社の業務と関係のない分野の副業がおすすめです。

同僚や上司に話さない

副業バレをしたくないのであれば、相手が誰であっても基本的に人に言うべきではありません。

仮に話すとしても、信頼できる人にだけ副業のことを話し、万が一バレても仕方ないという覚悟を持ちましょう。

会社の関係者には一切話さないことが大切です。

まとめ

副業が会社にバレる理由と、その対策についてご紹介しました。

副業を始める際は、住民税や社会保険、SNSや会話に注意し、目立たない副業を選ぶことが重要です。

これらのポイントを押さえて、安心して副業をスタートさせましょう。

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