【リハ職の転職は何年目がベスト？】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が転職するタイミング

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士として仕事をしているうちに「転職」という選択肢について考えるタイミングがあります。

実際に転職するにしても、「何年目がベストなの？」「1～2年で転職するのは早すぎる？」「この年齢で転職は遅すぎるかな？」と疑問に思うこともあるでしょう。

結論から言うと、転職するベストなタイミングは3～5年目です。

しかし、それより早くても遅くても、『転職の軸』がはっきりしていれば問題はありません。

この記事では、転職するベストなタイミングが3～5年目である理由と、それより早くても遅くても問題ない理由を解説します。

この記事でわかること

・転職するベストなタイミングが3～5年目である理由
・ベストなタイミングより早くても遅くても問題ない理由

是非、最後まで記事を読んでみてください。

転職するベストなタイミングが3～5年目である理由

転職するベストなタイミングが3～5年目であるというのはいくつか理由があります。

その理由は以下の通りです。

3～5年目の転職がベストな理由

・基礎的な能力が身について即戦力として重宝される
・自分の得意不得意がわかり専門分野が明確になる
・自分のキャリア計画について考え始める
・20代の内が転職しやすい

順番に解説していきます。

基礎的な能力が身について即戦力として重宝される

3～5年目は、臨床経験をある程度積んで、基礎的な知識や経験を身に付けています。

転職後は新たに育成のための時間や労力を必要とせず、即戦力としての活躍が期待できます。

また、3～5年目は転職による離職が多い年代であるため、どこの職場でも人材の穴を埋めるために必要とされています。

以上の理由により、基礎的な知識や経験を身に付けた3～5年目は即戦力として重宝されています。

自分の得意不得意がわかり専門分野が明確になる

3～5年目はある程度の経験を積んでいるため、自分の得意不得意がわかっています。

興味関心がはっきりしてくるため、自分の進みたい専門分野が明確になります。

転職は軸をしっかり決めて目的をもって行うことが重要です。

自分の専門としたい分野が明確になり、転職の目的がはっきりしてくる3～5年目は転職にベストなタイミングと言えます。

自分のキャリア計画について考え始める

3～5年目は自分の将来のキャリアについて考え始める時期でもあります。

プレイヤーとして専門分野を極めていくのか、マネージャーとして職場の管理を行うのかなど、キャリア計画を設計していく最初の時期です。

キャリア計画によっては、2～3回の転職が必要にあることもあり、転職に有利な20代の内に行動を開始する必要があります。

キャリア計画について考え始める3～5年目は転職にベストなタイミングと言えます。

20代の内が転職しやすい

人間としての価値は若さでは決まりませんが、転職においては若い方が価値があると言われています。

一概には言えませんが、若い方が仕事の覚えが早く、環境の変化にも柔軟に対応できること、将来性があることなどが理由として挙げられます。

3～5年目は20代半ばから後半で、転職市場において価値の高い時期です。

ここまで述べた4つの理由を合わせて考えると、3～5年目は転職にベストなタイミングと言えます。

【関連記事】リハ職におすすめの転職エージェント

ここまで3～5年目が転職にベストなタイミングということを解説してきました。

それでは、その時期より早くもしくは遅く転職するのは良くないのでしょうか？

実はベストなタイミング以外の時期に転職をしても問題はありません。

ここからはベストなタイミングより早くもしくは遅くても問題がない理由について解説します。

ベストなタイミングより早くても問題ない理由

ベストなタイミングより早く、1～2年目で転職をしても問題はありません。

その理由について解説します。

ベストなタイミングより早くても問題ない理由

・様々な分野で経験が積める
・理想の職場に出会いやすくなる
・職場に縛られない働き方の考えが身に付く

順番に見ていきましょう。

様々な分野で経験が積める

早期に転職をすることによって様々な分野で経験を積むことができます。

専門分野を極めたスペシャリストが注目されがちですが、僅かでも様々な分野での経験があることには大きな価値があります。

僅かな経験でもあるのとないのとでは技術や話の説得力などで大きな差が生まれます。

専門分野を極めなくても自分の強みを多く持つことができるため、早期転職も問題はありません。

理想の職場に出会いやすくなる

専門学校や大学を卒業して就職した最初の職場が働き始めてからも理想の職場であり続ける可能性は極めて低いです。

学生の頃に思い描いていた理想と働き始めてから直面する現実とのギャップは大きく、価値観も社会人になって変わってしまうのが大きな理由です。

早期に転職を繰り返していけば、転職がしやすい20代の内に理想の職場にたどり着く可能性が高くなります。

また、様々な職場を経験することで、職業人生のメンター（指導者、助言者）に出会う確率も高くなりますので、早期転職も問題はありません。

職場に縛られない働き方の考えが身に付く

一昔前は終身雇用といって、最初に就職した職場で定年まで働くことが当たり前でした。

そのため、会社の言うことは絶対であり、多少ブラックな条件でも働き続けることで報酬が上がり、生活は安定していました。

しかし、現在は終身雇用制度は崩壊し、1つの職場で安定的に定年まで働けるということはなくなっています。

それでも、古くからの体制や思考を引きずっている職場はまだ多く、特に医療現場では自己犠牲を美徳とする職場が多く存在します。

そのような職場に必要以上に長く勤めても、自己の成長はありませんし、貴重な時間を浪費してしまうだけです。

職場に対して愛着を持つことは大事なことですが、これからは必要以上に職場に縛られない働き方をしなければいけません。

今の職場だけが自分の活躍できる場ではないことを知り、自由な働き方の考えを身に付けることができるため、早期転職も問題はないと言えます。

ベストなタイミングより遅くても問題ない理由

次にベストなタイミングより遅くなってしまった場合はどうでしょうか？

こちらも問題ないと言える理由があります。

その理由は以下の通りです。

ベストなタイミングより遅くても問題ない理由

・実績のある状態で転職できる
・経験や知識を活かせる
・十分な準備ができる

詳しく解説していきます。

実績のある状態で転職できる

転職において、過去の実績があることで、よりやりがいのある仕事を得られたり、年収が上がるなどのキャリアアップに繋がります。

例えば、リーダーや主任などの役割を担ったり、専門資格、学会発表などの実績がそれにあたります。

経験年数が上がるごとにそれらの経験をしている可能性は高くなるので、転職にベストなタイミングを逃しても問題はないと言えます。

経験や知識を活かせる

経験年数が増えるにつれて当然ですが経験や知識は増えていきます。

今の職場で当たり前の経験や知識も新しい職場では当たり前ではない可能性があり、その場合とても強い武器になり得ます。

新たな職場で唯一無二の存在として活躍が期待できるので、転職にベストなタイミングを逃しても問題ないと言えるでしょう。

十分な準備ができる

3～5年目は転職にベストなタイミングですが、焦っていい加減な転職をしてしまっては意味がないどころかキャリアダウンをしてしまう可能性があります。

転職はキャリア計画を立てたうえで明確な目的をもって行うことが大切です。

キャリア計画を立てることや求人探しなど、さまざまな準備が必要なので、当然時間がかかります。

そのため、数か月という短い期間でそれらを行うことはできません。

準備に数年かけてしまうのは愚の骨頂ですが、焦っていい加減な転職をしてしまうよりはベストなタイミングを逃してもしっかりと準備をして転職する方が良いです。

まとめ

リハ職の転職にベストなタイミングについて解説をしました。

リハ職が転職するには3～5年目がベストです。

その理由は以下の通りです。

3～5年目の転職がベストな理由

・基礎的な能力が身について即戦力として重宝される
・自分の得手不得手がわかり専門分野が明確になる
・自分のキャリア計画について考え始める
・20代の内が転職しやすい

3～5年目は基礎的な知識が身に付いており、さらに自分の進むキャリアの方向性も明確になってくるため転職にはベストなタイミングと言えます。

転職にベストなタイミングで転職するにしてもそうでないにしても、転職は軸を明確にし目的を持って行うことが大切です。

しっかりと準備をして理想の転職に繋げましょう。

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