【転職最新事情】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は転職すべき？

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皆さんの職場では毎年のように職場を離れる人がいませんか？

なぜ彼ら、彼女らは職場を離れていくのでしょうか？

また、今実際にあなたは職場を離れようと考えていないでしょうか？

そんなときに「私も早く転職した方がいいの？」「転職したいけど裏切り者と思われないかな？」「新しい環境で働くのは不安」などの疑問やお悩みをお持ちではないでしょうか？

この記事でわかること

・転職か残留か、時代の流れは？
・転職のメリット
・転職のデメリット
・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は転職すべきか？

是非最後まで記事を読んでみてください。

転職か残留か、時代の流れは？

転職するか、このまま同じ職場に残留するか、迷っている人は非常に多いと思います。

実際に次代の流れはどうなっているのでしょう？

大転職時代の加速

みなさんもお気づきの通り、今転職する人は増加傾向にあります。

その理由としては、会社への帰属意識が減った、継続力のない人が増えてきたなどもありますが、一番は働き方に関して、自分の時間ややりたいことを重視する傾向に社会全体がシフトしてきたことによる影響があります。

その大きな転機になったのが、長時間労働による過労死や自殺が社会問題となったことです。

そこから政府が「働き方改革」の方針を打ち出し、メディアも同調するようにブラック企業という言葉を広めました。

「働き方改革」は残業削減のみにフォーカスされ、残業させないように仕事の質を落とす、社員がやりたいことがあっても「残業時間が増える」という理由でやらせてもらえず、社員の働くモチベーションを奪うという結果に至りました。

この流れは医療・介護の現場でも同様で、「休憩中や終業後の勉強会禁止」「残業しないこと」という流れから学習や人材育成の機会が減ったり、就業時間内の業務の詰込みなどの事態に至っています。

そのような状況から、今の職場に魅力を感じず、本当に自分のやりたい分野や労働条件を重視する方向に変わってきました。

自分で働き方を考えて選択するという能動的な人が増えたことはいい点ですが、反面、病院など仕事量の多い職場は嫌厭され、特に優秀な人材ほど流出するというのが現状です。

転職は目的・ゴールではない

転職する人が増えているのは事実ですが、さらに、転職の回数も徐々に増加傾向にあります。

一つの職場で継続できない人が増えているのか、と思うかもしれませんが、そうではありません。

彼ら、彼女らは自分の価値を高め、最終的に自分の価値を認めてもらえる職場での就職もしくは経営側にまわることも視野に転職をしています。

まず総合病院などで広く様々な疾患について経験し、次に整形や脳外などの専門的な病院やクリニックに転職します。

そこで専門知識や資格を得たのち、その専門知識や資格を活かせる場を求めて再転職します。

あるいは一度経営やマネジメントを学ぶために他業種に転職するという人もいます。

そうした転職で得た経験や知識をもって、最終的な目的のやりがいのある仕事や雇用条件のいい職場にたどり着くことを考えています。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は年々数が増えており、今後競争が激化すると考えられる中で賢い選択をしていると言えるでしょう。

求められるスペシャリスト

近年、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の質の低下が問題視される中でそれぞれの協会はスペシャリスト育成の前段階として、まずはジェネラリストの育成に舵を切っています。

つまり、そもそも基礎的な知識すら不十分な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が増えており、スペシャリスト育成どころの話ではなくなっているということです。

そういう状況だからこそ、よりスペシャリストの価値は高まっています。

先に述べた通り、優秀な人材が流出していく中、育成に時間が必要でマンパワーにしかならない者に比べ、即戦力となり指導者になれる人材は非常に重宝され、かなりの好条件で転職できる可能性を秘めています。

今の職場では当たり前で評価されない知識や技術も、一歩外に出ればその専門性を求めている職場が必ずあります。

スペシャリストはその知識や技術を活かせる職場に転職を、それがない人はまずはその専門知識や技術を身に付けることができる職場に転職をすることがこれからの時代は必要になると思われます。

転職のメリット

転職を決めかねている人のために一度そのメリットとデメリットについて整理しておきたいと思います。

まずメリットは以下のようなことが挙げられます。

転職のメリット

・労働条件が良くなる可能性がある
・人間関係の悩みをリセットできる
・やりたいことができる

それぞれ詳しく確認してみましょう。

労働条件が良くなる可能性がある

転職の理由で何より多いのが給与や有給、手当、福利厚生などの労働条件の改善です。

データでは転職者の約4割が年収アップの転職をしています。

転職の際には必ず求人票などの雇用条件を確認するので、今よりもいい条件の職場を自分で選ぶことができます。

とはいえ、求人票にも詳しい条件が書かれていないことも多く、実際には見学や面接の際に担当者に確認をする必要があります。

人間関係の悩みをリセットできる

転職の理由で次に多いのが人間関係の問題です。

医療・介護の現場は様々な性別、職種の人たちが協力して仕事を行うので人間関係の悩みはより複雑です。

上司・同僚・部下との人間関係では同僚や部下は関わらに様にする方法もありますが、上司は関わらないというわけにはいきません。

最近減ってきたとはいえ、未だ昔ながらのパワハラ上司はどこにでもいるものです。

また、他職種ではリハ職と看護師や介護職員とではリハビリテーション、看護、介護と全く考え方が違ってくるので、意見の食い違いは日常茶飯事ではないでしょうか？

リハビリテーションを専門に行う医療・介護施設においても、表面上は協力関係にあっても小さな不満が少しづつ増えていきます。

そんな複雑な人間関係の悩みは人事に相談することはできますが、今の職場ですぐに改善するのはかなり難しいです。

ですので、人間関係で悩んだときは思い切って転職してしまうのも一つの手です。

新たな職場で価値観の合う同僚や、尊敬できる上司に出会うことで、モチベーションも上がり、人生が変わったという人もいます。

転職する際に職場の雰囲気や人間関係についての情報を予め調べておけば、転職後にまた人間関係に悩まされる可能性は低くなります。

やりたいことができる

今の職場で本当にやりたいことができているでしょうか？

やる気があればどこでもなんでもできるとはいいますが、やはり環境はとても大事です。

指導者がいなければまずは指導者を探さないといけませんし、ハード面が整っていなければまずはその起案から始めなければいけません。

同じ志をもつ仲間がいなければ集めるために魅力的なプレゼンテーションをしなければいけませんし、モチベーションを維持するのも大変です。

しかし、転職をして環境を変えてしまえば、そのような悩みはより簡単に解決できます。

自分で一から立ち上げるにしても、そのノウハウは必ず必要ですので、それを得るために一時的に転職をするというのも手段の一つです。

同じ環境に留まって狭い視野で物事を見るより、様々な環境に飛び込んで多角的な視点を養う方が、よりやりたいことを充実させることができます。

転職は今や特別なことではなく、今の時代を生き延びる手段でもあります。

転職のデメリット

転職にはメリットだけでなく、デメリットももちろんあります。

それは以下のようなものです。

転職のデメリット

・お金や労力がかかる
・職場経験がリセットされる
・問題が解決されない場合がある

詳しく確認してみましょう。

お金や労力がかかる

転職活動にはお金と時間、労力が必要です。

移動費や宿泊費、退職してから新たな職場を探す場合はその間の生活費も必要です。

また、転職を決めてから転職先を探しても、条件に合った求人を探すのにはとても時間がかかります。

良い求人が見つかったとして、そこから書類作成や面接など、やるべきことはたくさんあります。

働きながらであれば、仕事終わりや休みの時間を削ってこれらのことを行う必要がありますので、転職するまでの期間は今以上に忙しくなるでしょう。

さらに、今の職場に退職する旨を伝えてから退職するまでの期間も、引き止められたり時期を指定されるとスムーズにいかない場合があります。

転職活動にはお金や時間、労力がかかることを覚えておきましょう。

職場経験がリセットされる

転職を行うと当然ですが職場経験がリセットされます。

今まで築いてきた患者さんや職員との信頼関係、経験年数などのキャリア、退職金などです。

人間関係を一から築き直すのは大変な労力ですし、時間がかかり、なによりストレスでもあります。

新しい職場では1年目からの扱いなので、セラピストとして経験が自分より少ない人や自分により若い人が上司になる可能性もあります。

自分よりも未熟と思う人の言うことを聞くのは、人によっては耐え難い苦痛です。

前の職場で特に実績を残していない場合は、自分が役職に就くまでの道のりも遠くなるでしょう。

退職金に関しても、基本的には在籍が長いほど退職金が多くなるので、定年時にもらえる退職金は減ってしまう可能性があります。

問題が解決されない場合がある

転職して最も避けたいことが、問題が解決されないことではないでしょうか？

人間関係に嫌気がさして転職したのに、新しい職場でまた人間関係が複雑だったとか、給料アップを見込んで転職したのに、手当などが少なく結局前の職場と給料が変わらなかった上に仕事が大変になったとか。

転職の失敗談は数多く存在します。

そうならないようにきちんと情報収集をしておければいいですが、なかなか正確で詳しい事情を転職前に得ることは難しいです。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士は転職すべきか？

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士はメリットとデメリットを十分に把握したうえで転職することをおすすめします。

転職が当たり前になりつつある今日、転職により仕事や人生を充実させることも可能です。

しかし、転職には時間と労力がかかりますし、しっかり情報収集をしておかないと失敗することもあります。

転職の成功率を上げたいのであれば転職エージェントの利用がおすすめです。

より良い転職ができるように上手に利用してみてはいかがですか？

おまけ

失敗しない転職のために、おすすめの転職エージェントを6つ掲載しています。

転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーの面談を受けるだけでも、自分の将来のキャリアプランを考えるきっかけになります。

また、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることは転職で成功するための必須条件です。

おすすめの中から興味を持った3社に登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけてください。

マイナビコメディカル

おすすめポイント

・転職業界大手の安心感
・条件検索で希望に合った求人が探しやすい
・専門のキャリアアドバイザーがサポート

マイナビコメディカルは転職業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。

転職大手なので多くの転職サポートの成功経験をもち、的確なアドバイスを行ってくれます。

また、大手の安心感から多くの事業所が登録しており、好条件の求人情報も多いです。

マイナビコメディカルのサイト内検索は非常に使いやすい仕様になっていますので、自分でどんどん求人情報を探したい方にもおすすめです。

キャリアアドバイザーとのやりとりはメールやLINEでも可能ですので、時間を気にすることなく連絡をすることができます。

履歴書の添削もしてくれますので安心して転職活動を行うことができます。

PTOT人材バンク

おすすめポイント

・公開・非公開求人数が多い
・キャリアパートナーの動きが速い
・Web見学ができる

PTOT人材バンクは全国に多数の公開求人・非公開求人情報を持っています。

地方にも多数の求人情報を持っていますので、他の転職エージェントで求人情報が見つからない方にもおすすめです。

登録後すぐにキャリアパートナーと電話面談を行うので、短期間でスピーディに転職活動を行うことも可能です。

キャリアパートナーはリハ職専門ですので、リハ業界の転職事情に精通しています。

職場の雰囲気を詳しく聞くこともできますし、Web見学ができるので働きながらの忙しい状況でもしっかりと職場の雰囲気を知ることができます。

PTOTSTワーカー

おすすめポイント

・業界トップの豊富な求人数
・医療機関、介護、訪問リハなど様々な求人あり
・キャリアアドバイザーのサポートが充実

先に紹介した２社と併せて、さらに多くの求人情報を探したい方にはPTOTSTワーカーがおすすめです。

PTOTSTワーカーは、名前の通りPT、OT、STの転職に特化した転職エージェントです。

業界トップの豊富な求人数を持ち、対象地域も全国なので希望の条件が見つかりやすいです。

病院だけでなくクリニック・介護施設・訪問リハなどの幅広い求人情報が掲載されています。

高額求人・年間休日120日以上・寮・住宅補助有など12個のこだわり条件からの検索も可能です。

また、専門のキャリアアドバイザーが、転職時期や給与、福利厚生などの細かい条件に合わせた求人を紹介してくれます。

とうきょうリハビリステーション

おすすめポイント

・東京都内の病院求人数が業界最大規模
・独占求人あり
・リアルな職場の情報が手に入る
・コンサルタントのサービスが充実

東京エリア（一都三県）の医療機関で求人を探したい方にはとうきょうリハビリステーションがおすすめです。

とうきょうリハビリステーションは病院団体が運営する転職エージェントです。

そのため、都内の病院求人数は業界最大規模で、独占求人も多数あります。

また、病院団体の運営だからこそリアルな職場の情報を入手でき、良いところも悪いところもリサーチして情報を提供してくれます。

求人情報は完全非公開ですので、登録することで好条件の求人情報を担当のコンサルタントから紹介してもらえます。

また、とうきょうリハビリステーションには総合病院の人事責任者など、病院業界を知り尽くしたスペシャリストが多数在籍しています。

雇用主側（病院側）視点を知り尽くしていますので、転職の際に非常に有利です。

登録料や求人紹介など転職までのサービスは全て無料で受けることができます。

レバウェルリハビリ（旧：リハのお仕事）

おすすめポイント

・好条件の非公開求人多数
・リハ業界に精通したキャリアアドバイザーのサポート
・情報収集のみの利用も可能
・大都市を中心に求人を探したい方におすすめ

東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫などを中心に、よりリアルな職場環境を確認したうえで転職したい方にはレバウェルリハビリがおすすめです。

レバウェルリハビリは多数の非公求人情報を持っています。

サイト内検索ができ、登録しなくても求人情報を見ることはできますが、求人数は限られています。

しかし、登録をすれば、年収アップやキャリアアップなどの希望条件に合った、好条件の求人情報を紹介してもらえます。

また、運営のレバレジーズメディカルケア株式会社は10年以上医療・介護業界の求人情報を扱っています。

対象地域が限定されている代わりに、専門のキャリアアドバイザーが実際に訪問して確認した職場の内部情報を知ることができます。

登録の際に、転職か情報収集のみかを選ぶことができるので、今すぐに転職を考えていない人でも気軽に登録することができます。

PTOTキャリアナビ

おすすめポイント

・厚生労働省の認可を受けた完全無料の転職支援サービス
・キャリアアドバイザーと連絡が取りやすく、充実したサポート
・特定の地域では大手に負けない求人数や優良求人あり

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県で、より密なサポートを受けたい方にはPTOTキャリアナビがおすすめです。

あまり認知度の高い転職エージェントではないですが、PTOTキャリアナビは厚生労働省の認可を受けています。

2020年にサービスを開始した転職エージェントですが、厚生労働省の認可を受けているということで、安心して利用することができます。

まだ登録者が少ないので、その分キャリアアドバイザーのサポートが充実しており、転職の希望を細かく伝えることができます。

サービスを開始したばかりなので求人数は多くありませんが、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の求人情報は多く持っています。

また、登録者数が少ないので求人の取り合いにもなりにくく、好条件の求人を紹介してもらえる確率が高いともいえます。