【ブラック職場やめたい…】理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が今すぐ転職すべき職場の特徴と辞め方

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近年、ブラック企業という言葉が話題となり誰もが自分の働く環境について強い関心を持つようになっています。

リハ職においてもブラックな職場は存在し、長く働き続けることで身体や精神に不調を来たし、仕事を続けられなくなるケースもあります。

しかし、中には自分の働く環境がブラックだと気づかないまま、大変な労働環境の中で働き続けているリハ職も数多いのが現状です。

今回の記事では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が今すぐ転職すべきブラック職場の特徴とブラック職場の辞め方について解説します。

この記事を読めば、自分が働いている環境がブラックなのかそうではないのか、辞めるためにはどうしたらいいのかがわかります。

この記事でわかること

・リハ職が今すぐ転職すべきブラック職場の特徴
・リハ職のブラック職場の辞め方

是非最後まで読んでみてください。

リハ職が今すぐ転職すべきブラック職場の特徴

今すぐ転職するべきブラック職場には次のような特徴があります。

今すぐ転職すべきブラック職場の特徴

・ノルマが厳しい
・設備や機材が不足している
・チームワークが悪い
・勉強会や学会発表を強要する
・成長の機会やキャリアサポートがない
・福利厚生などが利用できない

順番に解説していきます。

ノルマが厳しい

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の職場の中には、一日の取得単位数や患者数、訪問件数、稼働率など様々な達成ノルマを設けている職場が多く存在します。

目標値を設定することは企業として当然のことですが、明らかに実現困難な目標を掲げている場合があります。

そのような職場では、患者への対応やサービスが雑になっていたり、スタッフの休憩時間が十分に確保できていなかったり、ミスが増えたりといった不具合が生じやすくなります。

忙しく働いているのに成績が上がらず、モチベーションが低下し働くことの楽しさや喜びも感じられなくなってきます。

また、そのような職場では書類業務などの時間が確保できず、残業や休日出勤をしないといけないケースもあります。

サービス残業となってしまうケースも少なくなく、一生懸命働いても報われない結果になってしまいます。

会社都合で明らかに達成困難なノルマを課している職場は早く転職した方がいいでしょう。

設備や機材が不足している

リハビリテーションを行う上で設備や機器の使用は不可欠です。

患者数に対して明らかに機器が足りていなかったり、古いものをいつまでも使用していたり、壊れているものを自分たちで修理して使っていたりする場合があります。

機器が不足している場合、患者に対して必要なサービスを提供できない可能性があり、機器の充足ができない職場の経営状況にも不安を覚えます。

また、設備や機器には安全性が求められますので、必ず専門の業者にメンテナンスや修理を依頼する必要があります。

そのようなシステムが整っておらず、患者に対して危険が及ぶような状態を長期間放置しているような職場は将来的に大きな事故を起こす可能性があるため、長く働き続けるべきではありません。

チームワークが悪い

リハビリテーションはチームで行う医療サービスです。

地域に帰った後も様々な職種の方々が関わってサポートを続けます。

そのためチームワークが悪い職場では患者に十分なサービスを提供できない場合があります。

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などのリハ職間でのチームワークももちろんですが、医師、看護師、ソーシャルワーカー、看護助手、介護助手などの他職種とのチームワークも大切です。

リハ職の関わる時間は1日の生活の中のごくわずかであり、病棟生活や日常生活では看護師や助手の協力が不可欠です。

しかし、看護師の力が強すぎてリハ職の意見を聞いてもらえなかったり、助手のやる気がなく協力が得られないこともあります。

また、医師がリハビリテーションに対する認識が低く、適切なオーダーを出してくれないような場合もあります。

そのような職場では、体制を変えることは非常に困難で、上手くいかないことで自分自身のモチベーションも下がってしまうため、チームワークのいい職場に転職してしまうのも一つの手段です。

勉強会や学会発表を強要する

医療業界では日々新しい研究や発表がなされており、目まぐるしくスピードで変化をしています。

そのため医療職者のリハ職も常に知識や技術をアップデートし、変化に対応していく必要があります。

しかし、時間的な負担や経済的負担があるため強制ではなく、個々の興味やペースに合わせて推奨するべきです。

職場によっては上司から無理なプレッシャーをかけられ勉強会や学会発表を強要されるケースがあります。

自分のための勉強会や学会発表ではありますが、強要されて渋々参加するとストレスや疲労がたまり、仕事へのモチベーションが低下します。

また、それを見た他のスタッフにも影響を及ぼし悪循環に入ってしまうため、職場環境が悪くなっていく可能性があります。

そのため、勉強会や学会発表を強要するような職場からは転職をした方がいいと言えます。

成長の機会やキャリアサポートがない

成長の機会やキャリアサポートがない職場では様々なデメリットが生じます。

勉強会や学会発表を強要する場合と反対になりますが、全くサポートがない場合もブラックな職場と言えます。

成長の機会やキャリアサポートがない職場では、知識や技術のアップデートがされずサービスの質が低下します。

成長が感じられない職場では仕事へのモチベーションも下がってしまい、組織全体の競争力も低下します。

その結果、他の病院や施設に比べて知識や技術が劣ってしまい、いざ転職をする際にも不利になります。

昇進のための課題も曖昧であれば、上司の好みや年功序列で決まってしまうことになり、出世のために努力する機会も失われてしまいます。

成長の機会やキャリアサポートがない職場からは早く転職することをおすすめします。

福利厚生などが利用できない

様々な福利厚生が用意されているにもかかわらず、それが利用できない職場もブラック職場です。

例えば、有給休暇や育児休暇の権利はあっても職場の人員配置的に利用するのが難しい場合や利用するための条件が厳しすぎてなかなか利用できない場合もそれにあたります。

そのような職場では職員の不満がたまり離職率が高かったり、職場の雰囲気が悪い可能性があります。

福利厚生が用意されているにもかかわらず、利用ができない職場も早く転職する方がいいでしょう。

リハ職のブラック職場の辞め方

ブラック職場では次のような理由で辞めにくい場合があります。

ブラック職場を辞めにくい理由

・人員がぎりぎりのため他の職員に迷惑がかかる
・上司や先輩からの圧力が強い
・転職するための知識や技術が不足している　など

これらの理由によりブラック職場は辞めにくい場合があります。

しかし、ブラック職場では長く勤めていても体制や処遇が改善されることはほとんどなく、最悪自分の心身に不調を来たしてしまいます。

いつか辞めるときが来るのであれば、少しでも早い方が今後失うものが少なくて済みます。

ブラック職場からはできるだけ早く脱出することをおすすめします。

リハ職のブラック職場の辞め方は次のような方法があります。

ブラック職場の辞め方

・はっきりと退職の意思を示す
・人事に伝える
・転職エージェントに相談する
・退職代行に依頼する

順番に解説していきます。

はっきりと退職の意思を示す

退職の意思表示をする際に、相談という形で話を始めると引き止めにあう可能性があります。

退職の意思を示す際は、退職する決意がある旨をはっきりと示しましょう。

転職先が決まっている場合はそのことを伝えるのもいいですし、引き止めにあわないように退職願を提出するのもいいでしょう。

人事に伝える

退職の意思表示は直属の上司にするのが基本ですが、パワハラなどで言いにくい場合などはその限りではありません。

言いやすい上司や人事に退職の意思表示をして退職することも可能です。

民法上は、退職の2週間前までに意思表示をするれば退職は可能です。

しかし、就業規則によって意思表示の期限が定められている場合は就業規則に従う必要があります。

引継ぎなどの期間も必要なので意思表示が遅れないように計画的に行動する必要があります。

転職エージェントに相談する

ブラック職場を辞めにくい場合、転職エージェントの力を借りる手もあります。

転職エージェントは数多くの転職サポートをしているため、職場を辞めるまでのプロセスを明確にしていつまでに何をすべきなのか、何を準備すべきなのかなどを助言してくれます。

また、自分の強みや転職条件から適切な職場を紹介してくれるため、忙しい中でも自分に合った職場を探すことができます。

個人情報は厳重に保護されているため職場に転職活動がバレる心配もありません。

また、自分の強みがわからなくてもヒアリングで強みを発見してくれたり、模擬面接なども行ってくれるため知識やスキルに自信がなくても転職先を見つけることができます。

ブラック職場を辞める際は転職エージェントを利用することをおすすめします。

退職代行に依頼する

前述した方法でもどうしても退職が難しい場合は退職代行サービスを利用する手段もあります。

退職代行サービスを利用すれば退職の意思表示や、退職時に必要な書類のやり取りを代わりに行ってくれます。

退職後に受給できる失業保険の申請をサポートしてくれることもあるため、退職により収入がなくなってしまう心配が解消されます。 

退職代行サービスは有料で3～5万円程度の費用が必要ですので、どうしても自分でやめられないときのみ利用することをおすすめします。

退職代行業界最安値レベル（24800円）、退職代行ガーディアンのサービスのリンクはこちら→【退職代行ガーディアン】

まとめ

リハ職が今すぐ転職すべきブラック職場の特徴と辞め方について解説しました。

今すぐ転職すべきブラック職場には次のような特徴があります。

今すぐ転職すべきブラック職場の特徴

・ノルマが厳しい
・設備や機材が不足している
・チームワークが悪い
・勉強会や学会発表を強要する
・キャリアサポートがない
・福利厚生などが利用できない

心当たりがある場合は転職を考える必要があるかもしれません。

ブラック職場の辞め方には次のような方法があります。

ブラック職場の辞め方

・はっきりと退職の意思を示す
・人事に伝える
・転職エージェントに相談する
・退職代行に依頼する

ブラック職場では長く勤めていても体制や処遇が改善されることはほとんどなく、最悪自分の心身に不調を来たしてしまいます。

いつか辞めるときが来るのであれば、少しでも早い方が今後失うものが少なくて済みます。

今後このまま続けていくのかどうか、できるだけ早く判断することをおすすめします。

この記事が何かのお役に立てれば幸いです。

おまけ

失敗しない転職のために、おすすめの転職エージェントを6つ掲載しています。

転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーの面談を受けるだけでも、自分の将来のキャリアプランを考えるきっかけになります。

また、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることは転職で成功するための必須条件です。

おすすめの中から興味を持った3社に登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけてください。

マイナビコメディカル

おすすめポイント

・転職業界大手の安心感
・条件検索で希望に合った求人が探しやすい
・専門のキャリアアドバイザーがサポート

マイナビコメディカルは転職業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。

転職大手なので多くの転職サポートの成功経験をもち、的確なアドバイスを行ってくれます。

また、大手の安心感から多くの事業所が登録しており、好条件の求人情報も多いです。

マイナビコメディカルのサイト内検索は非常に使いやすい仕様になっていますので、自分でどんどん求人情報を探したい方にもおすすめです。

キャリアアドバイザーとのやりとりはメールやLINEでも可能ですので、時間を気にすることなく連絡をすることができます。

履歴書の添削もしてくれますので安心して転職活動を行うことができます。

PTOT人材バンク

おすすめポイント

・公開・非公開求人数が多い
・キャリアパートナーの動きが速い
・Web見学ができる

PTOT人材バンクは全国に多数の公開求人・非公開求人情報を持っています。

地方にも多数の求人情報を持っていますので、他の転職エージェントで求人情報が見つからない方にもおすすめです。

登録後すぐにキャリアパートナーと電話面談を行うので、短期間でスピーディに転職活動を行うことも可能です。

キャリアパートナーはリハ職専門ですので、リハ業界の転職事情に精通しています。

職場の雰囲気を詳しく聞くこともできますし、Web見学ができるので働きながらの忙しい状況でもしっかりと職場の雰囲気を知ることができます。

PTOTSTワーカー

おすすめポイント

・業界トップの豊富な求人数
・医療機関、介護、訪問リハなど様々な求人あり
・キャリアアドバイザーのサポートが充実

先に紹介した２社と併せて、さらに多くの求人情報を探したい方にはPTOTSTワーカーがおすすめです。

PTOTSTワーカーは、名前の通りPT、OT、STの転職に特化した転職エージェントです。

業界トップの豊富な求人数を持ち、対象地域も全国なので希望の条件が見つかりやすいです。

病院だけでなくクリニック・介護施設・訪問リハなどの幅広い求人情報が掲載されています。

高額求人・年間休日120日以上・寮・住宅補助有など12個のこだわり条件からの検索も可能です。

また、専門のキャリアアドバイザーが、転職時期や給与、福利厚生などの細かい条件に合わせた求人を紹介してくれます。

とうきょうリハビリステーション

おすすめポイント

・東京都内の病院求人数が業界最大規模
・独占求人あり
・リアルな職場の情報が手に入る
・コンサルタントのサービスが充実

東京エリア（一都三県）の医療機関で求人を探したい方にはとうきょうリハビリステーションがおすすめです。

とうきょうリハビリステーションは病院団体が運営する転職エージェントです。

そのため、都内の病院求人数は業界最大規模で、独占求人も多数あります。

また、病院団体の運営だからこそリアルな職場の情報を入手でき、良いところも悪いところもリサーチして情報を提供してくれます。

求人情報は完全非公開ですので、登録することで好条件の求人情報を担当のコンサルタントから紹介してもらえます。

また、とうきょうリハビリステーションには総合病院の人事責任者など、病院業界を知り尽くしたスペシャリストが多数在籍しています。

雇用主側（病院側）視点を知り尽くしていますので、転職の際に非常に有利です。

登録料や求人紹介など転職までのサービスは全て無料で受けることができます。

レバウェルリハビリ（旧：リハのお仕事）

おすすめポイント

・好条件の非公開求人多数
・リハ業界に精通したキャリアアドバイザーのサポート
・情報収集のみの利用も可能
・大都市を中心に求人を探したい方におすすめ

東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫などを中心に、よりリアルな職場環境を確認したうえで転職したい方にはレバウェルリハビリがおすすめです。

レバウェルリハビリは多数の非公求人情報を持っています。

サイト内検索ができ、登録しなくても求人情報を見ることはできますが、求人数は限られています。

しかし、登録をすれば、年収アップやキャリアアップなどの希望条件に合った、好条件の求人情報を紹介してもらえます。

また、運営のレバレジーズメディカルケア株式会社は10年以上医療・介護業界の求人情報を扱っています。

対象地域が限定されている代わりに、専門のキャリアアドバイザーが実際に訪問して確認した職場の内部情報を知ることができます。

登録の際に、転職か情報収集のみかを選ぶことができるので、今すぐに転職を考えていない人でも気軽に登録することができます。

PTOTキャリアナビ

おすすめポイント

・厚生労働省の認可を受けた完全無料の転職支援サービス
・キャリアアドバイザーと連絡が取りやすく、充実したサポート
・特定の地域では大手に負けない求人数や優良求人あり

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県で、より密なサポートを受けたい方にはPTOTキャリアナビがおすすめです。

あまり認知度の高い転職エージェントではないですが、PTOTキャリアナビは厚生労働省の認可を受けています。

2020年にサービスを開始した転職エージェントですが、厚生労働省の認可を受けているということで、安心して利用することができます。

まだ登録者が少ないので、その分キャリアアドバイザーのサポートが充実しており、転職の希望を細かく伝えることができます。

サービスを開始したばかりなので求人数は多くありませんが、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の求人情報は多く持っています。

また、登録者数が少ないので求人の取り合いにもなりにくく、好条件の求人を紹介してもらえる確率が高いともいえます。