【リハ職におすすめの転職先】理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はどこで働ける？

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転職についてお考えの皆さんはどんなことで悩んでいますか？

転職の悩みの多くに転職先の選択肢について詳しく知らないというものがあります。

この記事では、リハ職の転職先の選択肢と、その中でも特にお勧めする３つの転職先について解説します。

実はリハ職の転職は、一般的に知られているよりもたくさんの選択肢があります。

この記事を読むとリハ職の転職先について詳しく知ることができます。

この記事でわかること

・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職先
・理学療法士、作業療法士、言語聴覚士におすすめの転職先

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職先

さっそくですが、リハ職の転職先には次のものがあります。

順番に解説していきます。

病院

リハ職の就職先として一番に思い浮かべるのは病院でしょう。

病院でも急性期、回復期、維持期など病期によって行うリハビリテーションの内容は異なり、急性期病院での経験がそのまま回復期リハビリテーション病院で活きるということはありません。

また、国立病院や大学病院は研究機関としての役割も備えており、リハビリテーションの業務に加えデータ収集・解析なども積極的に行っていく必要があります。

精神科病院は作業療法士のイメージが強いですが、もちろん理学療法士や言語聴覚士の需要もあります。

いずれにせよ、給料や福利厚生だけでなく、病院ごとの特徴を知ったうえで転職先を選ぶことが大切です。

クリニック

クリニック（医院、診療所）は病床数が無床もしくは19床以下のものと定義されています。

そのためリハ職員の数が２～4人程度の小規模で運営しているところや、外来の規模が大きく10人前後のリハ職員が在籍しているところなど様々です。

クリニックは専門外来があるところも多いので、整形や心臓など何か特定の分野を極めたい場合などにおすすめです。

施設

リハ職はデイケアセンター（通所リハ）で働いていることが多いですが、デイサービスセンター（通所介護）や有料老人ホームなどで働くリハ職もいます。

通常、デイサービスセンターや有料老人ホームにはリハ職を配置する義務はありませんが、運動指導や機能維持、二次的障害の予防目的でリハ職を配置する施設は少なくありません。

また、ケアマネージャーの資格を取得して居宅介護支援事業所で働く人や、経験を活かして地域包括支援センターで働く人もいます。

訪問リハ

訪問リハは病院や診療所などで勤務する場合と訪問看護ステーションで勤務する場合があります。

特に最近人気なのが訪問看護ステーションからの訪問リハです。

訪問看護ステーションからの訪問リハは特殊な給与体系（歩合制、報奨金など）をとっていることがあり、1件あたり〇円などの歩合制や、〇件以上は1件につきプラス〇円など、働けば働いただけ給与が増える場合があります。

月に50万円ほど稼ぐ人もいるため注目の働き方となっています。

一般企業

病院や施設など以外でも、一般企業にリハ職として勤務する場合もあります。

仕事内容としては、職員の腰痛予防・改善などの産業理学療法などを提供する場合や、企業内での障がい者の働き方支援を行う場合などがあります。

また、リハ職としての経験を活かして、福祉用具メーカーや事業所に勤務して福祉用具の開発や営業に携わる方もいます。

スポーツインストラクター・スポーツトレーナー

スポーツインストラクターとスポーツトレーナーも理学療法士や作業療法士の働き方としてイメージがあると思います。

働く場所としては、スポーツジムやフィットネスクラブ、プロスポーツ選手やチームとの専属契約や一般の方へのパーソナルトレーニング、高校や中学でのスポーツトレーナーなど多岐にわたります。

医師の指示がなければ、理学療法士や作業療法士を名乗って理学療法や作業療法を提供することはできませんが、専門家としての知識は十分であるため活躍が期待できます。

コンサルタント

リハ職の転職先の一つにコンサルタントという選択肢があります。

コンサルタントは企業の抱える問題を明確にし、その課題解決のための方法を立案、助言することで企業の成長や業績改善を支援する仕事です。

コンサルタントに資格などはなく、優れた課題解決能力があれば誰でもコンサルタントになることができます。

病院やデイサービス、施設などリハビリテーションを必要とする様々な環境でコンサルタントは必要とされています。

リハ職の専門性を活かしつつ、新たなチャレンジをしてみたい人にコンサルタントへの転職はおすすめです。

整体院、整骨院

整体院や整骨院もリハ職の転職、中でも起業の選択肢としてご存じの方も多いでしょう。

整体院と整骨院の違いは、次の通りです。

	整体院	整骨院
資格	必要ない 整体師（民間資格）	必要 柔道整復師（国家資格）
保険	全額自費	保険適応
施術対象	慢性症状	急性症状

このように整体院は無資格でも開業可能ですが、整骨院は柔道整復師の資格が必要です。

保険適用もあるので一見整骨院の方がよさそうですが、保険は全ての症状に適応されるわけではないので、単なる肩こりや腰痛では整骨院でも全額自己負担となっていまします。

保険適応の施術であれば、医療費控除なども対象になるため、利用者の心情としては有資格者から保険適応の施術を受ける方がお得であり安心もできます。

それぞれの特徴を理解した上で転職先を検討しましょう。

ユーチューバー

リハ職でユーチューバーに転職した人もいます。

副業で動画配信をする方もいますが、撮影や台本作成、編集、投稿など仕事の片手間でやるには大変な労力です。

それらの作業を外注することもできますが、それらの作業を外注したうえでしっかり利益も出せる人は多くはありません。

一度専業でやるくらい本気でしっかりと取り組む必要があります。

ユーチューバーの他にリハ職の経験を活かして、webライターやブロガー、インスタグラマーなどに転職する人もいます。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職先おすすめ３選

ここからは私がおすすめする転職先とその理由について解説していきます。

私がおすすめする転職先は以下の通りです。

あくまで個人の見解ですので参考程度にされてください。

おすすめの転職先3選

1位　訪問看護ステーション
2位　病院
3位　パーソナルトレーナー

今回は年収、やりがい、将来性、挑戦しやすさ、市場の大きさの項目を5段階評価し、ランク付けしました。

詳しく見てみましょう。

1位　訪問看護ステーション

年収	🌟🌟🌟🌟🌟
やりがい	🌟🌟🌟🌟🌟
将来性	🌟🌟🌟
挑戦しやすさ	🌟🌟🌟🌟🌟
市場の大きさ	🌟🌟🌟🌟🌟

訪問看護ステーションからの訪問リハは特殊な給与形態をとっていることも多く、訪問件数に応じた報酬が得られる場合があります。

また、利用者のリアルな生活場面でリハビリテーションを提供するため、問題点や効果が明確であり、やりがいも感じられます。

一方で訪問リハの報酬については減算傾向であり、訪看からの訪問リハの適正化に向けた動きもあるため、将来性は不安定かと思われます。

詳しくはこちらの記事をどうぞ→https://gemmed.ghc-j.com/?p=55394（外部リンク）

挑戦しやすさは、リハ職の資格をそのまま使えて、新しいスキルの取得も必要ないので挑戦しやすいと言えます。

市場の大きさは、内閣府の年齢区分別将来人口推計で、2042年までは高齢者人口は増加傾向が続くと予測されています。

そのため、市場の大きさとしても今後拡大していくと予測されます。

2位　病院

年収	🌟🌟🌟🌟
やりがい	🌟🌟🌟🌟
将来性	🌟🌟🌟🌟
挑戦しやすさ	🌟🌟🌟🌟🌟
市場の大きさ	🌟🌟🌟🌟🌟

病院の年収は昇給で大幅に上がることはなく、昇格や転職をした際に大きく増えることが多いです。

病院には常にケガや病気で困っている人がいるため、人助けという観点でやりがいを感じられますが、仕事の忙しさに対する給与が多くないため、トータルでみるとやりがいはまずまずです。

病院でのリハ職の仕事がなくなることはないため、将来性はありますが、昇給が少ないため昇格などがなければ10年目以上でも新人と大きく給与が変わらない点がマイナスポイントです。

挑戦しやすさは、リハ職の資格をそのまま使えて、新しいスキルの取得も必要ないので挑戦しやすいと言えます。

市場規模は、現在は大きいですが、将来的には徐々に病床数が減ってきているので減少傾向になると思われます。

3位　パーソナルトレーナー（個人事業）

年収	🌟🌟🌟🌟
やりがい	🌟🌟🌟🌟🌟
将来性	🌟🌟🌟
挑戦しやすさ	🌟🌟🌟🌟
市場の大きさ	🌟🌟🌟🌟

パーソナルトレーナーの年収は高くないですが、歩合制のところもあり、病院よりもはるかに稼げる場合もあります。

また、独立すれば契約している人の数や契約料によって給与が変動します。

そのため安定はしませんが、人気になり軌道に乗れば1000万前後の収入を得ることもできます。

将来性は、リハ職以外の人でもパーソナルトレーナーになれるため競争が激しく、人気になるのはかなりの努力が必要です。

パーソナルトレーナーに資格は必要ないですが、採用条件に資格が必要な場合もあるため挑戦しやすさはまずまずです。

ライザップなどにより徐々にパーソナルトレーナーの認知が進んでおり、市場は今後どんどん大きくなっていくと考えられます。

また、ココナラなどスキルマーケットのサービスを活用したものも入れると、さらに規模は大きくなっていきそうです。

まとめ

リハ職の転職先について、病院やデイケアセンター以外でもたくさんの選択肢があることを紹介しました。

また、私が考えるおすすめ3選は、1位訪問看護ステーション、2位病院、3位パーソナルトレーナーでした。

今回の評価基準ではランクインしなかった転職先でも、リハ職の資格や経験を活かせる魅力的な転職先はたくさん存在します。

現状から一歩踏み出したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

おまけ

失敗しない転職のために、おすすめの転職エージェントを6つ掲載しています。

転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーの面談を受けるだけでも、自分の将来のキャリアプランを考えるきっかけになります。

また、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることは転職で成功するための必須条件です。

おすすめの中から興味を持った3社に登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけてください。

マイナビコメディカル

おすすめポイント

・転職業界大手の安心感
・条件検索で希望に合った求人が探しやすい
・専門のキャリアアドバイザーがサポート

マイナビコメディカルは転職業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。

転職大手なので多くの転職サポートの成功経験をもち、的確なアドバイスを行ってくれます。

また、大手の安心感から多くの事業所が登録しており、好条件の求人情報も多いです。

マイナビコメディカルのサイト内検索は非常に使いやすい仕様になっていますので、自分でどんどん求人情報を探したい方にもおすすめです。

キャリアアドバイザーとのやりとりはメールやLINEでも可能ですので、時間を気にすることなく連絡をすることができます。

履歴書の添削もしてくれますので安心して転職活動を行うことができます。

PTOT人材バンク

おすすめポイント

・公開・非公開求人数が多い
・キャリアパートナーの動きが速い
・Web見学ができる

PTOT人材バンクは全国に多数の公開求人・非公開求人情報を持っています。

地方にも多数の求人情報を持っていますので、他の転職エージェントで求人情報が見つからない方にもおすすめです。

登録後すぐにキャリアパートナーと電話面談を行うので、短期間でスピーディに転職活動を行うことも可能です。

キャリアパートナーはリハ職専門ですので、リハ業界の転職事情に精通しています。

職場の雰囲気を詳しく聞くこともできますし、Web見学ができるので働きながらの忙しい状況でもしっかりと職場の雰囲気を知ることができます。

PTOTSTワーカー

おすすめポイント

・業界トップの豊富な求人数
・医療機関、介護、訪問リハなど様々な求人あり
・キャリアアドバイザーのサポートが充実

先に紹介した２社と併せて、さらに多くの求人情報を探したい方にはPTOTSTワーカーがおすすめです。

PTOTSTワーカーは、名前の通りPT、OT、STの転職に特化した転職エージェントです。

業界トップの豊富な求人数を持ち、対象地域も全国なので希望の条件が見つかりやすいです。

病院だけでなくクリニック・介護施設・訪問リハなどの幅広い求人情報が掲載されています。

高額求人・年間休日120日以上・寮・住宅補助有など12個のこだわり条件からの検索も可能です。

また、専門のキャリアアドバイザーが、転職時期や給与、福利厚生などの細かい条件に合わせた求人を紹介してくれます。

とうきょうリハビリステーション

おすすめポイント

・東京都内の病院求人数が業界最大規模
・独占求人あり
・リアルな職場の情報が手に入る
・コンサルタントのサービスが充実

東京エリア（一都三県）の医療機関で求人を探したい方にはとうきょうリハビリステーションがおすすめです。

とうきょうリハビリステーションは病院団体が運営する転職エージェントです。

そのため、都内の病院求人数は業界最大規模で、独占求人も多数あります。

また、病院団体の運営だからこそリアルな職場の情報を入手でき、良いところも悪いところもリサーチして情報を提供してくれます。

求人情報は完全非公開ですので、登録することで好条件の求人情報を担当のコンサルタントから紹介してもらえます。

また、とうきょうリハビリステーションには総合病院の人事責任者など、病院業界を知り尽くしたスペシャリストが多数在籍しています。

雇用主側（病院側）視点を知り尽くしていますので、転職の際に非常に有利です。

登録料や求人紹介など転職までのサービスは全て無料で受けることができます。

レバウェルリハビリ（旧：リハのお仕事）

おすすめポイント

・好条件の非公開求人多数
・リハ業界に精通したキャリアアドバイザーのサポート
・情報収集のみの利用も可能
・大都市を中心に求人を探したい方におすすめ

東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫などを中心に、よりリアルな職場環境を確認したうえで転職したい方にはレバウェルリハビリがおすすめです。

レバウェルリハビリは多数の非公求人情報を持っています。

サイト内検索ができ、登録しなくても求人情報を見ることはできますが、求人数は限られています。

しかし、登録をすれば、年収アップやキャリアアップなどの希望条件に合った、好条件の求人情報を紹介してもらえます。

また、運営のレバレジーズメディカルケア株式会社は10年以上医療・介護業界の求人情報を扱っています。

対象地域が限定されている代わりに、専門のキャリアアドバイザーが実際に訪問して確認した職場の内部情報を知ることができます。

登録の際に、転職か情報収集のみかを選ぶことができるので、今すぐに転職を考えていない人でも気軽に登録することができます。

PTOTキャリアナビ

おすすめポイント

・厚生労働省の認可を受けた完全無料の転職支援サービス
・キャリアアドバイザーと連絡が取りやすく、充実したサポート
・特定の地域では大手に負けない求人数や優良求人あり

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県で、より密なサポートを受けたい方にはPTOTキャリアナビがおすすめです。

あまり認知度の高い転職エージェントではないですが、PTOTキャリアナビは厚生労働省の認可を受けています。

2020年にサービスを開始した転職エージェントですが、厚生労働省の認可を受けているということで、安心して利用することができます。

まだ登録者が少ないので、その分キャリアアドバイザーのサポートが充実しており、転職の希望を細かく伝えることができます。

サービスを開始したばかりなので求人数は多くありませんが、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の求人情報は多く持っています。

また、登録者数が少ないので求人の取り合いにもなりにくく、好条件の求人を紹介してもらえる確率が高いともいえます。