【手当が多いは本当にいい会社?】理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の基本給が低いとダメな理由

当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

【手当が多いは本当にいい会社?】理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の基本給が低いとダメな理由

転職サイトなどで転職情報を見ると、『月収○○円~』『手当充実』などといった文言を良く見かけます。

手当が充実してた方がもらえる給料が増えていいよね!

sun.lov
sun.lov

実は一概にそうとは言えないんだよ…手当の罠についてもしっかり知っておこう!

求人情報の中には基本給が記載されていなかったり、基本給が少なく手当で割り増しをしている場合があります。

じつはそのような給与体系には、いろんなデメリットがあります。

この記事では、基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由について解説します。

この記事を読めば、転職で給与を見る際にどんなことに注意すればいいのかが分かります

この記事でわかること
・基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由
・求人情報で給与を見るときに気を付けること

是非、最後まで読んでみてください。

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由は以下の通りです。

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由
・ボーナスが減る
・残業代が減る
・退職金が減る可能性がある

詳しく解説していきます。

ボーナスが減る

ボーナスは基本給を元に算出されます。

そのため基本給が低いとその分ボーナスが減ることになります。

同じ月給与30万円で基本給が低く手当てが多い場合とそうでない場合にどのような違いがでるか見てみましょう。

月給与30万円(基本給18万円+資格手当2万円+住宅手当3万円+家族手当2万円+みなし残業5万円)の場合

 ボーナス4か月分=基本給18万円×4=72万円

月給与30万円(基本給25万円+資格手当2万円+残業3万円)の場合

 ボーナス4か月分=基本給25万円×4=100万円

このように同じ月給与30万円をもらっている人でも基本給の違いでボーナスに大きな差が生じます。

残業代が減る

残業代は基本給からの算出ではなく、基本給+手当から時給を計算して算出されます。

それならあまり影響がないのでは?と思われるかもしれませんが、そうではありません。

残業代から除外可能な手当があることや、残業代は残業代の計算に含まれないというルールがあるからです。

先ほどと同じ条件で、同じ月45時間の残業で考えてみましょう。

月給与30万円(基本給18万円+資格手当2万円+住宅手当3万円+家族手当2万円+みなし残業5万円)の場合

 給与30万円の内、住宅手当と家族手当は除外賃金(場合による)、みなし残業代は計算外

 よって時給は{(18万円+資格手当2万円)×12}÷(所定労働日数245日×1日労働8時間)

 =240万円÷1960時間=時給約1,224円

 45時間の残業代=1,224円×45時間=55,080円

月給与30万円(基本給25万円+資格手当2万円+残業3万円)の場合

 給与30万円の内、残業代は計算外

 よって時給は{(25万円+資格手当2万円)×12}÷(所定労働日数245日×1日労働8時間)

 =324万円÷1960時間=時給約1,653円

 45時間の残業代=1,653円×45時間=74,385円

時給にして約400円の差でも、残業時間が増えるにつれてもらえる残業代の差が大きくなります。

リハ職の月平均残業時間は5時間程度とされています(実際はもっと多いと思います)ので、ここまでの差にはなりませんが、覚えておいて損はない知識です。

退職金が減る可能性がある

退職金は必ずしも支払われるものではなく、労働基準法にも支払いの義務はありません

また、金額の決め方や支給方法についても企業が独自に決めることができるので、必ずしも基本給に連動するわけではありません。

しかし、中には『基本給×勤務年数』などの決まりを設けている病院や施設があります

つまり、退職金を基本給と連動させている病院や施設の場合は、基本給が少なくなるほど退職金が減ってしまいます。

そもそも退職金制度のない職場も多いのでもらえるだけありがたいという考えもありますが、いずれにせよ転職前に確認しておきたい事項です。

求人情報で給与を見る際のポイント

求人情報で給与を見る際には以下の項目を確認しましょう。

求人情報で給与を見る際のポイント
・基本給か月給(月収)か
・手当の支給条件
・賞与
・昇給制度

詳しく解説していきます。

基本給か月給か

給与を見たときに『月収』『基本給』『手取り』などの用語が並んでいることがあります。

給与を見る際には、それぞれ基本的な用語の意味を理解をしておく必要があります。

基本給…給与のベースとなる金額、手当を含まない

月給…基本給に固定の手当を足した金額

月収…月給に残業代などの変動手当を足した金額、額面と同じ

手取り…月収から保険料などを引いた実際に受け取る金額

月収と基本給の図
給与に関する用語の関係

つまり、月給では固定手当が支給されるかどうか、月収ではさらに変動手当ての額によって実際にもらえる給与が変わるということです。

求人情報をみて、基本給が書かれていない場合、基本給が低く設定されて手当でかさ増しされている可能性があります。

その場合、賞与の額が少なくなってしまうため、必ず基本給を確認するようにしましょう。

手当の支給条件

求人情報で手当てが充実していても、実は支給条件を満たさないともらえない場合があります

例えば、家族手当(扶養手当など)は配偶者や子供がいる場合に支給される手当です。

しかし、配偶者の所得が一定以下であること子供が18歳を超えないことなどの条件付きであるケースがあります。

住宅手当では、賃貸の場合は支給があるけど持ち家の場合は支給しないなどのケースもあります。

また、手当がそれぞれ固定手当(資格手当など)と変動手当(残業手当など)どちらに該当するのかを把握しておくことも大切です。

手当をもらうことを想定して転職したけど、実際はもらえなかったということがないように、手当の支給条件と併せて必ず確認するようにしましょう。

賞与

賞与(ボーナス)も情報を正しく理解しておく必要があります。

まず賞与の額は、『〇ヶ月分支給』と書かれていることが多いですが、この〇ヶ月は『月給の〇ヶ月分』ではありません

賞与は基本給を元に算出されるため、『基本給の〇ヶ月分』というのが正しいです。

月給や月収からもらえる賞与を計算していた場合、想像よりも少なくてがっかりするでしょう。

求人情報の『〇ヶ月分』だけを見るのではなく、『基本給が〇円だから〇ヶ月分の賞与は〇円になる』ということまで計算して比較しましょう。

また、『年2回支給、3.5ヶ月分』と書かれている場合、3.5ヶ月分が年に2回支給されるのではなく、3.5ヶ月分が年2回に分けて支給されます。

勘違いしている人もいるので、こちらも間違えないように注意しましょう。

昇給制度

求人情報には『昇給制度あり』『過去実績1~2.5%』などと書かれている場合があります。

過去実績は必ずしもその通りに上がるわけではなく、あくまで過去の良い時の実績ですので、これを信用しすぎるのも危険です。

また、昇給は月収ではなく基本給を元に算出されるため、どんなに昇給のパーセンテージが大きくても基本給が低いと昇給額も少なくなります

基本給や手当、賞与を総合的に見て判断するのが良いでしょう。

より正確に給与を確認する方法

求人情報の給与を見る際のポイントについて解説しましたが、では実際に求人情報にそれ以上の情報がない場合どうしたらいいでしょうか。

より正確に給与を確認する方法は以下のような方法があります。

より正確に給与を確認する方法
・実際に働いている人に聞いてみる
・見学や就職面接の際に質問する
・転職エージェントを活用する

順番に説明していきます。

実際に働いている人に聞いてみる

職場の給与について知りたい場合、実際にその職場で働いている人に直接聞いてみるのが一番正確です。

知り合いや友人がその職場に勤務している場合は、率直な意見や情報を聞くことができます。

また、SNSや過去働いていた人の口コミなどで確認できる場合もあります。

見学や就職面接の際に質問する

見学や就職面接の際には、給与に関する質問ができるチャンスがあります。

基本給や手当の支給条件、賞与、昇給制度などについて、求人情報よりも正確な給与情報を得ることができます。

しかし、見学や就職面接でいきなり給与の話をすると給与が目的と思われてしまうリスクもありますし、そもそもお金に関する話はハードルが高く難しいでしょう。

転職エージェントを活用する

転職エージェントを通じて求人情報を収集する際には、給与面についても詳細な情報を確認することができます。

自分で確認する必要がないのでハードルが低く、また、知り合いがいなくても実際に働いている人に確認してくれる場合もあるのでより正確な情報が得られます

まとめ

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由などについて解説しました。

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由は以下の通りです。

基本給が少なく手当が多い給与体系がダメな理由
・ボーナスが減る
・残業代が減る
・退職金が減る可能性がある

手当が多くても良いことばかりではないのでしっかりとメリット・デメリットを把握する必要があります。

また、求人情報で給与を見る際には以下の項目を確認しましょう。

求人情報で給与を見る際のポイント
・基本給か月給(月収)か
・手当の支給条件
・賞与
・昇給制度

求人情報に正確な基本給などが載っていないことも多いので、しっかりと情報収集が必要です。

情報収集の際には転職エージェントを利用すると、給与面についても詳細な情報を確認することができます

自分で確認する必要がないのでハードルが低く、また、知り合いがいなくても実際に働いている人に確認してくれる場合もあるのでより正確な情報が得られます。

求人を選ぶ際の参考にしてみてください。

おまけ

失敗しない転職のために、おすすめの転職エージェントを6つ掲載しています。

転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーの面談を受けるだけでも、自分の将来のキャリアプランを考えるきっかけになります。

また、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけることは転職で成功するための必須条件です。

おすすめの中から興味を持った3社に登録して、自分に合ったキャリアアドバイザーを見つけてください。

マイナビコメディカル

登録料無料
公開求人数PT 約11080件
OT 約9792件
ST 約5309件
非公開求人数多数
対象地域全国
キャリアアドバイザーあり
運営会社株式会社マイナビ
公式サイトここをクリック
おすすめポイント
・転職業界大手の安心感
・条件検索で希望に合った求人が探しやすい
・専門のキャリアアドバイザーがサポート

マイナビコメディカルは転職業界大手のマイナビが運営する転職エージェントです。

転職大手なので多くの転職サポートの成功経験をもち、的確なアドバイスを行ってくれます。

また、大手の安心感から多くの事業所が登録しており、好条件の求人情報も多いです。

マイナビコメディカルのサイト内検索は非常に使いやすい仕様になっていますので、自分でどんどん求人情報を探したい方にもおすすめです。

キャリアアドバイザーとのやりとりはメールやLINEでも可能ですので、時間を気にすることなく連絡をすることができます。

履歴書の添削もしてくれますので安心して転職活動を行うことができます。

PTOT人材バンク

登録料無料
公開求人数PT 約16629件
OT 約15055件
ST 約6370件
非公開求人数多数
対象地域全国
キャリアパートナーあり
運営会社株式会社エス・エム・エス
公式サイトここをクリック
おすすめポイント
・公開・非公開求人数が多い
・キャリアパートナーの動きが速い
・Web見学ができる

PTOT人材バンクは全国に多数の公開求人・非公開求人情報を持っています。

地方にも多数の求人情報を持っていますので、他の転職エージェントで求人情報が見つからない方にもおすすめです。

登録後すぐにキャリアパートナーと電話面談を行うので、短期間でスピーディに転職活動を行うことも可能です。

キャリアパートナーはリハ職専門ですので、リハ業界の転職事情に精通しています。

職場の雰囲気を詳しく聞くこともできますし、Web見学ができるので働きながらの忙しい状況でもしっかりと職場の雰囲気を知ることができます。

わずか1分で簡単登録!

PTOTSTワーカー

登録料無料
公開求人数PT 約18749件
OT 約15407件
ST 約6680件
非公開求人数多数
対象地域全国
キャリアアドバイザーあり
運営会社株式会社トライト
公式サイトPT・OT・ST WORKER
おすすめポイント
・業界トップの豊富な求人数
・医療機関、介護、訪問リハなど様々な求人あり
・キャリアアドバイザーのサポートが充実

先に紹介した2社と併せて、さらに多くの求人情報を探したい方にはPTOTSTワーカーがおすすめです。

PTOTSTワーカーは、名前の通りPT、OT、STの転職に特化した転職エージェントです。

業界トップの豊富な求人数を持ち、対象地域も全国なので希望の条件が見つかりやすいです。

病院だけでなくクリニック・介護施設・訪問リハなどの幅広い求人情報が掲載されています。

高額求人・年間休日120日以上・寮・住宅補助有など12個のこだわり条件からの検索も可能です。

また、専門のキャリアアドバイザーが、転職時期や給与、福利厚生などの細かい条件に合わせた求人を紹介してくれます。

わずか1分で簡単登録!

とうきょうリハビリステーション

登録料無料
公開求人数なし
非公開求人数多数
対象地域東京エリア(一都三県)
※東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
コンサルタントのサポートあり
運営団体一般財団法人日本病院経営革新機構(JFHM)
公式サイトここをクリック
おすすめポイント
・東京都内の病院求人数が業界最大規模
・独占求人あり
・リアルな職場の情報が手に入る
・コンサルタントのサービスが充実

東京エリア(一都三県)の医療機関で求人を探したい方にはとうきょうリハビリステーションがおすすめです。

とうきょうリハビリステーションは病院団体が運営する転職エージェントです。

そのため、都内の病院求人数は業界最大規模で、独占求人も多数あります。

また、病院団体の運営だからこそリアルな職場の情報を入手でき、良いところも悪いところもリサーチして情報を提供してくれます。

求人情報は完全非公開ですので、登録することで好条件の求人情報を担当のコンサルタントから紹介してもらえます。

また、とうきょうリハビリステーションには総合病院の人事責任者など、病院業界を知り尽くしたスペシャリストが多数在籍しています。

雇用主側(病院側)視点を知り尽くしていますので、転職の際に非常に有利です。

登録料や求人紹介など転職までのサービスは全て無料で受けることができます。

転職支援サービス かんたん1分登録

レバウェルリハビリ(旧:リハのお仕事)

登録料無料
公開求人数理学療法士 約712件
作業療法士 約682件
言語聴覚士 約418件
非公開求人数非公開
対象地域全国(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫などが中心
キャリアアドバイザーあり
運営会社レバレジーズメディカルケア株式会社
公式サイトここをクリック
おすすめポイント
・好条件の非公開求人多数
・リハ業界に精通したキャリアアドバイザーのサポート
・情報収集のみの利用も可能
・大都市を中心に求人を探したい方におすすめ

東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、兵庫などを中心に、よりリアルな職場環境を確認したうえで転職したい方にはレバウェルリハビリがおすすめです。

レバウェルリハビリは多数の非公求人情報を持っています。

サイト内検索ができ、登録しなくても求人情報を見ることはできますが、求人数は限られています。

しかし、登録をすれば、年収アップやキャリアアップなどの希望条件に合った、好条件の求人情報を紹介してもらえます

また、運営のレバレジーズメディカルケア株式会社は10年以上医療・介護業界の求人情報を扱っています。

対象地域が限定されている代わりに、専門のキャリアアドバイザーが実際に訪問して確認した職場の内部情報を知ることができます

登録の際に、転職か情報収集のみかを選ぶことができるので、今すぐに転職を考えていない人でも気軽に登録することができます。

PTOTキャリアナビ

登録料無料
公開求人数なし
非公開求人数充実
対象地域東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の求人多数
キャリアアドバイザーあり
運営会社株式会社ヒトイキ
公式サイトここをクリック
おすすめポイント
・厚生労働省の認可を受けた完全無料の転職支援サービス
・キャリアアドバイザーと連絡が取りやすく、充実したサポート
・特定の地域では大手に負けない求人数や優良求人あり

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県で、より密なサポートを受けたい方にはPTOTキャリアナビがおすすめです。

あまり認知度の高い転職エージェントではないですが、PTOTキャリアナビは厚生労働省の認可を受けています。

2020年にサービスを開始した転職エージェントですが、厚生労働省の認可を受けているということで、安心して利用することができます。

まだ登録者が少ないので、その分ャリアアドバイザーのサポートが充実しており、転職の希望を細かく伝えることができます。

サービスを開始したばかりなので求人数は多くありませんが、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・兵庫県の求人情報は多く持っています。

また、登録者数が少ないので求人の取り合いにもなりにくく、好条件の求人を紹介してもらえる確率が高いともいえます。

わずか1分で簡単登録!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA